「ネットにイラスト、こんなにあるとは」――10万ユーザー突破したイラストSNS「pixiv」の“想定外”

2008年はいろいろな特化型SNSが、台頭してくる。

なんて記事をどこかで読みました。

この「pixiv」もその中のひとつとなりそうです。


pixivはイラストというカテゴリーに特化したSNSで、1ファイル8Mまでのイラストなら無制限で投稿できます。

投稿されたイラストに評価・コメントを付けられる機能もあります。

予想をはるかに超えるペースでユーザーが増え続け、3月18日に10万をユーザーを突破し、投稿作品数は40万以上に上るという。

イラストごとに10件までタグを付けられる。「イラストはジャンルで分けられない。ニコニコ動画タグ機能によって、ユーザーがタグの使い方を分かってきた」と考え、タグを導入したという。

そう!ニコ動がpixivにもたらしたものって大きいと思うんですよ!

そのタグの使い方ってのもそうなんですけど、なにより一般人にイラストという概念を根付かせたのはニコ動な気がするんです!

ZIP配布とかいう言葉がニコ動で当たり前になったころ、ユーザーにもイラスト(ニコ動では萌えが多数ですが)が浸透していったように感じます。

最近では「初音ミク」で絵師と楽曲を提供する人が異なる、いわゆるコラボ作品なんていうのもよく見ます。

2〜3年前に比べて間違いなく、ネット上に「イラスト」が多く露出してきています。

この波にのってpixivみたいなサービスがでたらそりゃユーザーも集まります。
ニコ動では動画というカテゴリーでしか投稿できなかったため、動画編集がめんどくさい、またはやり方がわからない、といったユーザーもオリジナルのまま投稿できるので、いままで隠れていたイラスト書きの人も出てきたのではないでしょうか?

また、イラストを書くことはできないけど、見るのは好きだ

という人もニコ動のおかげで増えたような気がします。

事実、自身もその一人ですし、イラストを投稿する気はまったくないもののユーザー登録しています。


そんなpixivですが、まだまだサービス開始して間もないため、いまはサーバー増設に追われているみたいです。(下のイラストは上谷さんが書いたもの)


ランキング機能や本来のSNSとしての機能面がまだまだ足りない気がします。

そういったところをカバーして、ビジネス化することができれば需要は消えはしないと思います。

いちユーザーとしてpixivの更なる発展を願います。